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Green Rating™ (グリーン評価)サービス開始から1年〜順調に推移(ヨーロッパ)2010/2/25up
2009年に、ビューローベリタスがGreen Rating (グリーン評価)ツールを用いて環境性能を測定したヨーロッパのオフィススペースは100万u超に達しました。パリ本社 製品開発ディレクターのDorothee BonneaultがGreen Ratingの特徴やメリットをご紹介します。 エネルギー効率に優れた建築物のために 「Green Ratingは、既存建築物の環境性能を客観的に測定する独自の評価手法です。Green Ratingを通じて、既存建築物の環境性能を向上させるための提言を得ることにより、お客様は様々なメリットを手にすることができます。」 「Green Ratingの審査結果は、環境政策や意思決定の手助けとなります。建築物の利用に関する運用及び技術的データの幅広い分析や、異なる資産ポートフォリオ、国、建築物間の比較が可能です。Green Ratingを通じて得られる全情報は、お客様にとって非常に役立つものとなります。」 より良い環境のために ![]() 「ビューローベリタスの審査員が、建築物の特性を検査し、関連データを収集します。例えば、エネルギー利用を測定するために、施設の熱力学シミュレーションが実施されます。その後データ分析を経て、所感及び提言を添えたレポートがお客様のお手元に届きます。」 「これまでヨーロッパで150棟の建築物が審査を受けました。一部の特定データについてはより綿密な分析が必要ですが、この1年間の結果を通じて、我々はヨーロッパのエネルギー性能に関する現状について述べることができるようになりました。例えば、フランスで審査対象となった35棟の建築物における、居住者一人あたりの水の平均使用量(1日)は40リットルですが、節水に適した機器(自動洗浄機能や自動水栓装置)を据え付けることで、25%の削減が可能と思われます。」 対象の拡大 「オフィスビルを対象としてスタートしたGreen Ratingですが、物流や商業ビルといった、営業時間や温度条件、廃棄物処理など独自の特性を持つ建築物への適用も可能となるよう、作業を現在進めています。」 環境への配慮としてエネルギー消費量を減らしたい、コストを削減したい、建物の快適性を向上したい等、お客様のご要望は様々ですが、Green Ratingは資産の品質及び価値を確実に高めます。その活用範囲の広がりはまだ始まったばかりです。
Green RatingとはGreen Ratingは、既存建築物の環境性能を適切に測定する、ヨーロッパ発の新たな評価ツールです。4つのレベルの性能を評価 1.本質的性能:建築物の外皮と設備が本来有する性能を評価 2.改修による性能向上:本質的性能に対して、何らかの限定投資を行った後に向上が予測される性能を評価 3.現状の実績:現状の入居条件と運用条件に基づき評価 4.運用改善の可能性:現状の実績に対する運用改善の可能性を評価 ![]() 成果物 4つのレベルの個々の性能を1つのグラフで判り易く示します。 本質的性能 改修による性能向上 現状の実績 運用改善の可能性 最終評価は、1つの総合評点で示されます。 ![]() 6つの客観的・具体的な評価指標
・“A successful first year for Green Rating”(Bureau Veritas Global Website) ・“Green Rating” (Bureau Veritas Global Website) ・Green Ratingについてより詳しく “Green Rating Website” 日本国内では、国土交通省の 主導の下、財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)を中心に、建物の環境性能を総合的に評価、格付けする手法であるCASBEE(建築環境総合性能評価システム:Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)の開発が進められ、様々な用途での活用が広まっています。 ビューローベリタス 建築認証事業本部では、IBEC認定機関(IBEC機関認定第7号)として、CASBEE評価認証業務を行っています。 |
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