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イバンパ太陽光発電所プロジェクトの建物検査と遵法性確認サービス(米国)

2010/7/8up
ビューローベリタスがイバンパ太陽光発電所の建物検査を担当

ビューローベリタスは、米カリフォルニア州エネルギー委員会より、同州のイバンパ太陽光発電所プロジェクトのDelegate Chief Building Official (以下DCBO) に任命されました。
イバンパは、プロジェクトオーナーであるブライトソース・エナジー社が進める米国で最大規模の太陽光発電プロジェクトであり、2012年半ばに建設が完了すれば世界最大の太陽光発電所となります。


DCBOは、米カリフォルニア州エネルギー委員会の委託を受けて発電施設へサービスを提供します。主な役割は、適用される全ての建築基準、電気・機械工事規定、州・地域条例の順守を確保することで、50MW以上の発電プロジェクト全てにおいてDCBOが任命されます。DCBOは州のプログラムであるため、DCBOは各地域を上回る権限を有します。
ビューローベリタスはDCBOとして、イバンパプロジェクトに以下のような幅広いサービスを提供することとなります。
・エネルギー委員会が規定する認証条件の順守を確保
・エンジニアリング設計のレビュー(設計及び見積もり)
・建設中の現場立ち入り検査(常時)
・環境規制・要求事項の監視
・プラント安全性規制とその施行の監視
・地元消防署とのインターフェース
・プロジェクトの進捗状況をリアルタイムでクライアント及びエネルギー委員会に報告

ビューローベリタス Power and Utilities Vice PresidentのKevin Wedmanは、「カリフォルニア州の自然美や生活の質を守りつつ、環境に配慮した最新のエネルギー源を用いて需要を満たそうという当プロジェクトに参加できることを喜ばしく思っています。」と語りました。


ビューローベリタスがイバンパ太陽光発電所の建物検査を担当
約400メガワットの太陽光発電所であるイバンパは3基の発電施設で構成され、電力をパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社(PG&E)サザン・カリフォルニア・エジソン社(SCE)に供給する予定です。建設完了後、米国で生産される商用太陽熱エネルギー量は約2倍となります。

イバンパ太陽光発電所では14万世帯以上分に相当する電力が生産され、二酸化炭素排出量が年間40万トン以上削減される見通しです。これは1年間に道路から7万台の自動車が姿を消したことに匹敵します。また、クローズドループ・乾式冷却技術を採用して水の使用量を90%削減、さらに、新設の天然ガス火力発電所と比較して主な大気汚染物質の85%をカットできるという環境に配慮した設計となっています。


ビューローベリタスがイバンパ太陽光発電所の建物検査を担当
「完成した暁には、当プロジェクトはエネルギー生産業界における記念碑的な存在となるでしょう。環境に優しいエネルギー生産を推進するカリフォルニア州におけるこの重要なプロジェクトに、我々の経験を生かした信頼性ある建物検査と遵法性確認サービスをお届けすることを楽しみにしています。」とビューローベリタス・北米 CEOのPedro Guimaraesは述べました。

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