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パリのラ・デファンス地区再整備計画の超高層ビル建設プロジェクト

ビューローベリタスが技術管理と安全性に関する調整を担当

2011/7/25up
パリのラ・デファンス地区再整備計画 超高層ビル建設プロジェクト
ラ・デファンスはパリ近郊にある都市再開発地区で、パリ市内の伝統的景観とは対照的に、超高層ビルが林立する現代的な町並みが広がっています。
現在進行中の再整備計画に従い、ビューローベリタスの旧本社ビルについては、D2タワーへの建替が決定しています。この建設にあたって、ビューローベリタス・フランスは、Sogeprom社(*)とBouygues Immobilier社(**)との間に、技術管理と安全性に関する調整サービスの提供に関する契約を結びました。


ビジネスチャレンジ
Sogeprom社とBouygues Immobilier社が主導するD2タワーの建設は、2007年に始まったラ・デファンス地区ビジネスクォーター再整備計画に基づく、第一期ビル建替プロジェクトの一部です。10,600uのビューローベリタス旧本社ビルは、高さ180m、37階建て、54,000uのタワーへと大きな変貌を遂げることになります。
D2タワーの建設では、フランスの建築物環境性能評価ラベルであるHQE(La Haute Qualite Environnementale)のグリーンビルディング認証取得を視野に入れた取り組みがなされています。
・最高水準のエネルギー効率を目指した設計
・HQE、THPE(最高レベルのエネルギー性能)、RT 2005-30%など環境基準の達成
・目的:エネルギー最終消費量を50%削減(2000年代初頭にラ・デファンス地区に建設されたタワーとの比較)


ソリューション
ビューローベリタス・フランスは専門チームを派遣し、以下のサービスを提供する予定です。
・最先端技術を考慮に入れた建設技術管理(設計検証及び現場検査)
・安全性に関する調整
D2タワーには、フランスで初めて、ThyssenKrupp Elevator(ティッセンクルップエレベーター)社のTWINシステムが導入されます。このシステムでは、単一のシャフト(昇降路)内でエレベーター2基の運行が可能となり、搬送能力の向上に貢献します。
今年の秋に作業が開始され、約3年後の2014年夏に引き渡しとなる予定です。


ビューローベリタスが選ばれる理由
今回の契約にあたっては、
・長期的関係に基づく信頼感
・初期段階での良質なコミュニケーション
・類似プロジェクトにおける実績
が高い評価を受けました。


パリのラ・デファンス地区再整備計画 超高層ビル建設プロジェクト


(*) Sogeprom S.A (ソジェプロム)
フランスの大手金融機関ソシエテジェネラルグループの子会社で、戸建及び集合住宅、オフィススペース、ビジネスパークや店舗・事務所の開発を手がける。
商業及び住宅不動産プロジェクト、ショッピングセンター、アパート、住宅の開発実績多数(新築だけでなく再生プロジェクトも含む)。フランス、ドイツ、ルーマニア、チェコでは、地方自治体や投資家との契約に基づき、土地・不動産のマネジメントも行っている。

(**) Bouygues Immobilier S.A (ブイグ・イモビリエ)
フランスの大手建設会社Bouygues(ブイグ)(ユーロネクスト・パリ上場、時価総額上位40銘柄である「CAC40」の1社)の子会社で、フランス、ポルトガル、ポーランド、スペイン、ベルギー、ドイツに拠点を有する。
住宅関連、オフィス・商業施設関連、大型ショッピングセンターなどの不動産開発プロジェクトを手がける。
・高齢者や学生のニーズに配慮した住宅、高齢被扶養家族や障害者向け住宅などを含む、戸建および集合住宅の設計及び建設
・オフィスプロジェクト
・既存建築物の再生
・地方自治体や半官半民組織、不動産オーナーが進める都市計画の設計及び開発


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